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ドリカムの曲が映画化!! 『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』完成披露試写会に監督、出演者が勢ぞろい
(上段左から)蝶野博監督、藤井美菜、石黒賢、加藤雅也、関めぐみ、弓削智久
(下段左から)原田泰造、
竹財輝之助、松下奈緒、松坂慶子
歌の詞に自分の想いを重ねたり、その歌を聴いただけで昔の恋愛を思い出したりすることは誰にでもあるのではないだろうか。
映画『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』は、世代を超えて歌い継がれるDREAMS COME TRUEの名曲の中から、特に極上のラブバラードと言われている「未来予想図」と「未来予想図Ⅱ」の世界観をたっぷり詰め込んだハートウォーミングな作品。
3日、Zepp東京にて『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』の完成披露試写会が開催され、上映を待ちわびる多くの観客の前に監督、出演者総勢10名が登壇した。
ヒロイン<さやか>を演じた松下奈緒は、「昔からドリカムの曲は大好きだったので、このような作品に参加できてうれしいです。絶対に温かい何かを感じられるような作品になっているので、観終わったあとは隣にいる大切な人とぜひ手をつないで帰ってほしいですね」と、今回ヒロインの相手役として大抜擢された
竹財輝之助とほほ笑み合った。
竹財は2階席まで埋め尽くされた会場を見渡し、そわそわしながらも監督とキャストに温かく見守られ、「いやぁ、すごいお客さんの数にびっくりしています……」と一息おいてから、「僕が演じる<慶太>と松下さん演じる<さやか>の恋愛はもちろん、原田泰造さんと西田尚美さんの倦怠期を迎えた夫婦の物語、そして親子の絆、いろいろなストーリーが盛り込まれているので、どこかに共感していただける部分が絶対あると思います」と胸を張ってコメント。
また、世界遺産にも指定されているスペインのサグラダ・ファミリアのロケについても、「撮影に入る前から個人的にガウディの作品に興味があったので、今回スペインに行けるのをとても楽しみにしていたんです。皆さんにもスペインの風景と空気感を感じ取っていただきたいですね。スペインでご一緒した加藤雅也さんとは、ガウディ作品を一緒に観に行ったりもしたんです。最初は怖い方だと思っていたんですけれど、実際はとても優しい方でした」と満面の笑顔で語る竹財にほんわかムード漂う会場。
そんな中、突然「曲がったぁ~ことが大嫌い~、はーらーだ泰造ですっ!」と歌い出したのは、ご存知の通り俳優としてもドラマ、映画、舞台にと幅広い活躍を見せている原田泰造。「僕の役はとても物静かな花火職人です。だから家でも役作りとして大人しくしていたら“何、あんた静かにしてるの?”と妻に怒られました(苦笑)。昨夜、熱がある中コンビニにボロボロの格好で行ったら、レジのところの画面でこの映画の予告をやっていて“あっ、俺だぁ”とうれしくなっちゃったりもして(笑)」と笑いの渦を巻き起こしていた。
キャストの発言に真剣に耳を傾けながらうなづいたり、笑ったりしながら穏やかな表情を浮かべていた蝶野博監督は、これが長編映画監督デビュー作となる。「ドリカムの歌の優しく、温かい雰囲気を映画に詰め込みました。それが観る方々にきちんと伝わればいいなと思います」
また、「特に音楽面ではドリカムの中村さんに協力してもらって、とても感謝しています。吉田さんにとっては今がつらい時期だと思うけれど、がんばってほしいと思います」と気遣いながらもエールを送った。